キングダム663話は羌瘣と同じ蚩尤(しゆう)の装束を着た怪しい人物が、
尾平たちに「羌瘣の所へ連れて行け」と言ったところで終わっていました。
この記事では、2020年12月17日に発売された、週刊ヤングジャンプよりキングダム664話のおおまかなあらすじをご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
Contents
あやしい人物が羌瘣のいる天幕へやってくる

あやしい人物は尾平たちに案内され、羌瘣隊へやってきました。
悪夢を見続けていた羌瘣は、ただならぬ気配を感じ天幕の外へ出ました。
その人物は羌瘣を見るなり、
「よう、瘣姉、久しぶりじゃのぉ」と声をかけます。
羌瘣に「礼」と呼ばれるその人物は、羌礼(きょうれい)と言い、羌瘣と同じ蚩尤の出身であるようです。
羌瘣は焦ります。
「礼、なんでここにいる?どうやって村を出た?識(しき)はどうした!?」。
蚩尤族の世界から外に出られるのは、祭(さい)で勝ち残ったものだけです。
祭に勝ち残らないでも、掟を破って村を出るものもいます。
羌瘣は礼が祭を勝ち残ってここにいるのか、掟を破ってここにいるのか、
何の目的でこの場所にいるのか知りたいと同時に混乱していました。
礼は「羌瘣の妹分の羌礼だ。今日から飛信隊に入ってやる」と勝手に名乗った上に、上から目線の横柄な態度でいます。
田永(でんえい)は、「羌瘣の身内だか何だか知らねーが、隊に入るかどうかはこっちが決めんだよ!」と憤りをあらわにします。
一方我呂(がろ)は、「羌瘣並みの強さだったんだから、いいじゃねーのか」と尾平や周りにいた兵に同意を求めます。
羌瘣は一旦、羌瘣隊で預かり礼を入隊させるかどうかは、話し合って決めることにすると言います。
数日自分の隊に同行させて、順応できそうであれば、飛信隊に入隊させようとしたのです。

羌礼が飛信隊最前線に突然現れる

飛信隊竜有隊(りゅうゆうたい)の先頭に音もなく礼が突然現れました。
竜有は「お前、なんでここにいる?羌瘣隊の持ち場はもっと左だろ!?」
と礼に言うと、礼は「こっちの方が敵が多いだろ!何をのんきに隠れてる。先手を打たないと飲み込まれるぞ」と返答します。
竜有は「バカ!これは作戦なんだよ!十分に敵を引き付けて、一斉に迎撃に出るやつだ。横の崇原(すうげん)も、沛狼(はいろう)も
同じように足並み揃えて、伏兵やってんだ」とボソボソと小声で何とか礼に伝えようとしました。
しかし礼は「まどろっこしーよ」とヒラリと飛び出してしまいます。
礼が飛び出して行った林の中は、しーんとしています。
「バカ!羌礼!おい!戻れ!」。
「クソ!あのバカは!!行くぞてめえら!!」。
竜有は作戦を無視して、隊に突撃の号令をかけました。
崇原隊は「竜有隊が討って出た!?作戦の変更か!?」と仕方なく、沛狼隊にも作戦の変更の伝令を送ります。
突然の作戦変更に苦戦する崇原隊と沛狼隊をよそに、竜有隊は礼の圧倒的な剣さばきで敵を制圧していきました。
苦戦していた二隊に竜有隊が助けにまわったことにより、結果的に飛信隊の圧勝に終わりました。
戦いが終わった後、竜有が沛狼に迷惑をかけたことを詫びました。
沛狼は「原因はわかっている。お前の謝ることじゃねぇよ」と竜有を労いました。
「今、崇原があのガキに説教しているところだ」と付け加えます。
竜有はうかぬ顔で沛狼に昼間見たことを語りだしました。
「あのガキには説教とかしても、意味ねーのかもしれねぇ」。
「あのガキ、本気で殺しを楽しんでいるように見えた。だとしたらそんなクソヤロウ、飛信隊に置いておくわけにはいかねぇ」。

翌日も羌礼は飛信隊に現れる

礼はまたもや号令を無視して、崇原隊の最善線に立っていました。
「どけ!羌礼!俺達のジャマすんな!!」。
兵らに怒鳴られても礼は全く動じません。
「邪魔だと?どいつもこいつもぬるいこと言ってんじゃねぇよ」。
礼はいつものうすら笑いを浮かべました。
そして一度に何十人もの趙兵をめった切りにしました。
「私たちこそが、人の闇の頂に立つ蚩尤だ!」。
【キングダム】664話のネタバレ!最強で最悪の暗殺集団蚩尤からの刺客とは?のまとめ

以上、キングダム664話のあらすじをネタバレを交えてご紹介しました。
羌瘣を助けにきたかのように見える羌礼。
ほんとうの目的は、ただ単に殺しを楽しむことなのでしょうか。
飛信隊は女子供(おんなこども)や降伏した者の殺しを極度に嫌がる隊です。
いくら中華統一の為の戦いであっても、不要な殺しはしたがりません。
そうなると礼は飛信隊にはいられないと考えた方がよさそうです。
\ヤンジャンを一冊無料で読む/
