ゴールデンカムイ258話は海賊(ボウタロウ)がアシリパを奪い、金塊を選ぶか杉本を選ぶかどちらかにしろとアシリパに決断を迫ったところで終わっています。
この記事では、2020年11月12日に発売された週刊ヤングジャンプより、ゴールデンカムイ259話のおおまかなあらすじをご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
Contents
刺青入りの脱獄犯が脱獄する前の網走刑務所にて

物語は海賊が網走刑務所に収監されていた時に遡ります。
海賊は上エ地(うえじ)に暴力をふるい、懲罰坊にしばらく隔離されていました。
白石と二瓶のいる共同坊に戻った海賊が上エ地に暴力をふるったいきさつを話しました。
白石は海賊に「いちいちそんなことで懲罰坊へぶち込まれていたら、身がもたねえよ」と言います。
寺に捨てられて、身寄りのない和尚に育てられた白石には家族というものがいません。
家族に人一倍憧れを持っている海賊は、上エ地のついた嘘が許せなかったのです。
海賊は白石に「お前、家族はいないのか?」と聞きます。
白石は「逃げだした寺に戻っても仕方がない、金塊でも手に入れて日本中の遊女に会いにいこうかなぁ」と言います。
二瓶は「やめとけよ、お前なんかが金塊なんて。刺青は脱獄の手段程度にしておけよ」と良言って白石を諫めます。
「海賊はどうすんの?」と白石が聞くと、
「俺は王様になる。俺の兄弟は14人もいたのに、皆疱瘡(ほうそう)で死んだ。
俺の家族たちの住む国を作って、王様である俺のことを子供たちが語り継ぐ。俺の生きた証を皆忘れないようにしたい」。
と海賊は白石と二瓶に夢を語りました。
白石はさらに「ボウタロウは、すっごい寂しがり屋さんなのね。
寂しさの反動が王様ってのも、お前らしいけどよ。俺はとっくに王様だぜ。脱獄王だけど」と言いました。
「そんなのただの脱獄犯じゃねえか。捕まって脱獄するのを一生繰り返すのか?
自分の国を作るってのは、『帰ってくる場所を作る』ってことだ。白石も帰る場所がないなら、作ったらいい」。
海賊は流れ者の白石にあくまでも海賊なりの考えを押し付けてみせたのでした。
火災のおこるビール工場で

海賊はアシリパを抱えたまま、出口付近にいました。
海賊は特殊な能力で息が続きますが、アシリパは二酸化炭素を吸い込んでしまい苦しそうです。
「金塊なんか忘れて杉本と家族になっちまえよ」。
海賊が苦しむアシリパに言い放ちます。
杉元はビール工場の床を這いつくばりながら進み、アシリパを探していました。
アシリパを樺太まで追いかけてきて、やっと見つけだしたのにまたアシリパを奪われました。
杉元は床を這いながら自分を責めていました。
するとそこに白石が現れました。
「杉元、立てるか?」。

海賊に忍び寄る鯉登少尉

海賊の背後に鯉登少尉(こいとしょうい)が現れました。
「誰だ貴様は?その子はアシリパだな!?」。
と鯉登少尉が言うと、海賊は長い髪を鯉登少尉に向けて勢いよく振りながら、髪の隙間から殴りかかりました。
海賊が持っていた拳銃を手にした時、月島軍曹が海賊の左指を討ちぬきました。
海賊はアシリパを抱えたまま地下に逃げました。
地下は樽から漏れたビールで溢れていました。
そこへまた鯉登少尉が刀を持って、海賊の左肩に斬りかかりました。
アシリパは階段の手すりに捕まっていたので、左肩に深手を負った海賊から離れました。
海賊は血を流しながらも、ものすごい勢いでビールの川の中を逃げました。
鯉登少尉は月島軍曹に「アシリパを確保したぞ!」と叫びました。
その鯉登少尉の背後に泳いで一周回り込んできた海賊が迫っていました。

【ゴールデンカムイ】259話のネタバレ!ボウタロウの無謀な夢に邪魔はさせない!のまとめ

以上、ゴールデンカムイ259話のあらすじをネタバレを交えてご紹介しました。
アシリパを取り戻したのはいいのですが、すかさず海賊が鯉登少尉に襲いかかろうとしています。
深手を負いながら驚異的な身体能力で逃げ、なおも攻撃しようとする海賊の執念がすごいです。
登場人物それぞれが持つ野望が金塊を求めることを、止め得ません。
\ヤンジャンを一冊無料で読む/
