アルスラーン戦記第85章はトゥラーン軍のジムサがペシャワール城の牢屋から脱獄したところで終わっていました。
この記事では、2020年9月11日に発売された別冊少年マガジンよりアルスラーン戦記第86章のおおまかなあらすじをご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
Contents
偽の情報を掴まされるジムサ
脱獄したジムサは、パルス兵に変装し馬に乗ってペシャワール城の門兵に開門を迫ります。
ジムサは「軍師殿の遣いだ。トゥラーン軍の攻撃が止んでいる今のうちにと伝令をことづかった」と言い、
まんまと門兵に扉を開けさせました。
トクトミシュ王の元へ戻ったジムサは、早速牢屋で聞いた情報を王に伝えます。
王太子・アルスラーンは奴隷制度を廃止し、国民の全てを自由民としようとしている。
しかしアルスラーンが自分に味方した諸侯への奴隷制度を認めることにしたために、
これまでアルスラーンに加担するのをためらっていた南部地方の諸侯・土豪どもが王太子のもとへ馳せ参じようとしている。
すでにペシャワールの南西二十ファルサングのところまで十万の兵をあげて迫ってきている。
ジムサはこれらを踏えて、今すぐ対策をたててもらうように、トクトミシュ王に願いでました。
トクトミシュ王は「でかしたぞ!ジムサ!!よくぞこの情報を得て、帰ってきてくれた!。
褒美だ。好きなだけ取れ!!」と金貨や宝石の山積みになった箱を差し出しました。
それに加え、トクトミシュ王はアルスラーンと戦って勝っても、ペシャワール城は占拠したまま残すから
その折にはジムサをペシャワール城の城主とするとまで言い出しました。

トゥラーン軍の作戦
ジムサの手柄に続けとばかりにトクトミシュの家臣たちは、戦いの作戦に奮い立ちます。
トゥラーン軍は二手に分かれ、パルス国の土豪軍の援軍を挟撃し、そこで奪ったパルス兵の装備を身に着ける。
闇にまぎれ、パルス援軍のふりをしてペシャワール城の城門を開けさせるというものでした。
いざ挟撃へ
二手に別れたトゥラーン軍はパルスの援軍の野営の後を見つけます。
馬蹄の跡がペシャワール城に向かっていることから、インテリッシュ率いるトゥラーン軍は予定どおりパルスの援軍を挟み撃ちにできると判断します。
早馬でカルクック率いるトクトミシュ軍へ予定通り挟み撃ちにしたから、そのまま攻撃せよとの伝令を送りました。
インテリッシュ軍は軍旗を下し、たいまつを消して進行しました。

同志討ちに
「相手は十万の兵だ。遠慮はするな。出会う端から斬り殺せ」とカルクック将軍が号令をかけます。
凄まじい勢いで斬り合いました。
しかし様子が変です。
たいまつを点けて相手をよく見ると、インテリッシュの軍でした。
パルスの援軍などどこにもいなかったのです。
トクトミシュは怒り狂いました。
「ナルサスという策士をいずれアルスラーンとともに生きながら焼き殺してくれよう。しかしその前に成敗すべきものがおるぞ」。
トクトミシュ王はジムサ自身も罠だとわからずにやったことを、ナルサスに言いくるめられパルス国に寝返った裏切り者だと言い出しました。
ジムサは死ぬのは恐れぬが、汚名を着せられたまま王に首を斬られるのは耐えられないと思いました。
ジムサはトクトミシュの投げた剣をかわし、持ち前の身軽さで待機していた馬に飛び乗りました。
ジムサはトクトミシュの家臣に弓で背中を撃たれました。
ジムサがケガをしたまま暗闇に逃げました。
兵の一人が首を弓矢で討ちぬかれたので、数人の兵たちはたいまつを消しました。
暗闇から地響きがしました。
暗闇から数人の兵の前に現れたのは、ジムサではなくアルスラーンの率いる大群です。
アルスラーンが先頭をきっていました。
「狙うは、国王のトクトミシュの首、ただ一つ!!!」

【アルスラーン戦記】第86章のネタバレ!偽の情報に踊らされたトクトミシュ王の運命は!?のまとめ
以上、アルスラーン戦記第86章のおおまかなあらすじをネタバレを交えて、ご紹介しました。
またしてもナルサスの策略にはめられたトゥラーン軍。
時はすでに遅しと、アルスラーン軍が目の前に迫ってきています。
アルスラーンにはトクトミシュの蛮行を食い止めるチャンスがやってきました。
\別マガを一冊無料で読む/
