アルスラーン戦記第83章は、トゥラーン軍との戦いでアルスラーンがトゥラーン軍の兵士に囲まれ、ギーブに助けられるという場面で終わっていました。
この記事では2020年7月9日に発売された別冊少年マガジンより、アルスラーン戦記第85章のおおまかなあらすじについてご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
Contents
愛の戦士ギーブの出現は計算か!?
ギーブは剣で刺したトゥラーン軍の兵士が自分の剣を手放すと、すかさずその兵士の剣を奪いとり、アルスラーンに手渡しました。
「殿下、駆け抜けますぞ!」。
アルスラーンは剣を受け取ると、「先を任せてもよいか、ギーブ」と告げ、自分よりはるかに剣術に優れたギーブを軍の先頭に立たせました。
突然のギーブの出現と戦場が好機に転じたことで、アルスラーン軍はトゥラーン軍に受けた戦術をそのまま返す形をとります。
ダリューンがイスファーンに自分たちザーヴァントと兵をまとめて城に戻るから、ギーブと一緒に殿下をお守りして城へ戻れと命じます。
イスファーンはギーブを良く思っていない上、協力し合うことをダリューンに命じられたので一瞬ひるみます。
ダリューンは城へ戻ると、ギーブのおかげで大過なくすんだと城の者へ伝えました。
しかし、ギーブがこの最も効果的な出番を計っていたに違いないともダリューンは言います。
ギーブは、はじめアルスラーンに忠誠を尽くし、アルスラーンの家臣として働くことを「暇つぶし」とくらいしか思っていなかった男です。
持ち前の饒舌さと減らず口、剣術や弓矢の技術で様々なピンチ救ってきました。
アルスラーンは素直な性格ゆえ、ギーブを疑う心を持ちません。
ギーブの本心は計り知れないものの、この男が絶好の場面で登場するのは計算なのでしょうか。

想いをよせる人の奪い合い
ギーブは久しぶりに再開したファランギースに話かけに行きます。
ファランギースがクバード卿と親しげに話をしているのがギーブは気に入りません。
ギーブが「誰だあのお方は?」と城のつかいに問いかけると、
「あのお方はかつてマルズバーン(万騎士)としてダリューン卿やキシュワード卿と並び称されたお方だ」との答えが返ってきます。
ギーブがファランギースをクバード卿と取り合っている間に、アルフリードとエラムがナルサスの奪い合いで喧嘩になります。
ダリューンが困りはてたナルサスを呼び止めて、「トゥラーン軍が城門へ押しかけてきているぞ」と話を遮ります。
ナルサスは「なに!?それは大変だ!」とこの場を去ります。
ギーブは※デマヴァント山での出来事をアルスラーンに報告しそびれてしまいます。
※デマヴァント山での出来事=王家の宝剣・ルクナバードをヒルメスが奪いにきていたことにギーブが出くわしたこと
ダリューンは城門前に集まったトゥラーン軍の兵士のもとへナルサスと向かいました。
またバルスの一般市民にトクトミシュが危害を加えてはいけないし、
ダリューンはナルサスに「有能な武将を一人捕まえてこい」と言われたことから、率先して城門へ向かいました。
トクトミシュはぺシャワールの城門が開くとみると、再びジムサへチャンスを与えます。
「ジムサよ、行け。おぬしの妙技を見せて見よ」とトクトミシュが命じます。
ジムサは「御意。パルス人に明日の朝日は拝ませぬ」と言い残します。

【アルスラーン戦記】第84章のネタバレ!トゥラーン軍の有能な武将を捉えろ!のまとめ
以上、アルスラーン戦記第85章のおおまかなあらすじをネタバレを交えて、ご紹介しました。
無事にアルスラーンの元へ帰還したギーブ。
他の家臣にはあまりよく思われていないようですが、私にはそんなに悪い男には思えません。
アルスラーンに仕える者には、はじめ敵だった者やアルスラーンには興味のなかった者ばかりです。
得体が知れなく途中でアルスラーンを裏切る可能性もありますが、今のところそのような家臣はいません。
私は次はトゥラーン軍のジムサがアルスラーンの家臣になるのでは!?と予想しています。
果たしてジムサの運命はどのようになるのでしょうか。
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