キングダム653話は秦兵と魏兵が戦いの最中交わってしまい、
戸惑いながらも録鳴未将軍(ろくおみしょうぐん)の命令で共闘を始めた場面で終わっていました。
この記事では2020年9月17日に発売された週刊ヤングジャンプより、キングダム654話のおおまかなあらすじをご紹介します。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
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劣勢に傾く楚軍

楚将・白麗(はくれい)は玄右(げんう)軍の援護の為に弓の嵐を降らせます。
魏将・荀詠(じゅんえい)は楚軍・右翼へ、馬介(ばかい)は左翼へと突撃します。
これに対して秦軍は敵第一陣で止まったままでした。
魏軍の攻撃が早すぎて秦軍は楚軍を挟み打ちにできずにいます。
呉鳳明が直接率いる魏軍の鋭さに勝るものは李牧くらいでした。
秦の若い軍師・蒙毅がいくら蒙武の息子であっても、魏軍に遅れを取るのは当たり前でした。
「見ておれ、魏・秦軍の進撃の差はますます開いてくるぞ」と呉鳳明の側近が言うと、
呉鳳明は「いや、そうとは限らぬ」と返します。
「今の秦軍本陣に俺と同格の戦術理解を求めるのは無理だ。ただヤツらには戦術の遅れを取り戻す個の力がある」。
すると魏本営陣は蒙武将軍と鰧趙軍が自ら敵を蹴散らしながら、軍の先頭に躍り出るのを目にしました。
呉鳳明は「よく見ておけ、あの二人、三年後には真っ先に殺さなければならぬ相手だ」と側近たちに告げます。
そうこうしているうちに、秦軍が魏軍の進撃に追いついてきました。
「どうする?什虎城の賢者と呼ばれる寿胡王とやら、このままじゃまともに挟撃をくらうぞ」
と呉鳳明はニヤリとしました。

余裕の寿胡王は

満羽軍(まんうぐん)、玄右軍とも劣勢となりました。
千斗雲軍は前方に依然として、離れたままです。
寿胡王は玄右軍の援軍に一千送り、鰧軍には項翼軍(こうよくぐん)を向かわせました。
満羽軍に対しては特別な指示は出しません。
寿胡王はそもそもこの戦局において、特別な指示など必要ないと思っているのです。
寿胡王・千斗雲・満羽はかつて楚軍に攻め込まれた小国の生き残りでした。
国が消失しても戦で破れず観念した楚が生存を認めた将たちです。
寿胡王はつぶやきます。
「我らは楚軍であって楚軍にあらず。今ここにいる什虎軍は楚軍と戦って、返り討ちにしてきた怪物たちなのだ」。
その時、魏将・馬介(ばかい)に近づいてきた楚将・玄右がいとも簡単に馬介の首をはねてしまいます。


【キングダム】654話のネタバレ!劣勢に傾く楚軍、怪物たちが本領発揮か!?のまとめ

以上、キングダム654話のあらすじをネタバレを交えてご紹介しました。
優勢に見えたかのような秦・魏同盟軍でしたが、寿胡王の自信ありげな言動といい什虎城をおとすのは無理のような雰囲気になってきました。
数で言えば秦・魏同盟軍の方が一万騎勝っています。
655話以降は同盟軍に呉鳳明がどのような策を講じるのか、鰧将軍・蒙武将軍の快進撃はあるのかが鍵になりそうですね。
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