少年ジャンプ+で人気の「地獄楽10巻」が2020年6月4日に発売されました。
この記事では、ネタバレを含む10巻のあらすじをご紹介していきます。
ご自分で購入されて読む方は、ご遠慮ください。
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Contents
画尾丸が石隠れ衆から追われる理由
画尾丸が洞窟の前で、石隠れ衆が来るのではないかと寝ずに待っていると、佐切が「少しはお休みになったら」と促します。
佐切は、石隠れ衆らが画尾丸が抜け忍びになっただけで、何故そんなに必死になって画尾丸を追うのかがわかりません。
画尾丸は言います。
「違う。わしに価値があるのではない。“がらんの画尾丸“は屋号だ」。
身体能力も戦いの勘も、才能もずば抜けている忍びの中のトップが代々「画尾丸」を受け継いできました。
石隠れの長(おさ)は、
画尾丸の名は「死すら逸話にできる」石隠れ衆の象徴であったのに、画尾丸が生きたまま自由になることを許しません。
画尾丸の狂信的なファン
殊現(しゅげん)ら山田浅エ門の者たちと石隠れ衆の忍びの一団が上陸していました。
その石隠れ衆の中に、画尾丸の狂信的なファンである忍•シジャが含まれていました。
石隠れ衆の里で幼い頃から画尾丸と一緒に修行を積んできた者です。
船着き場では、蓮(りえん)が道士たちに荷物を運ばせていました。
桂花(ぐいふぁ)が蓮に「僻餌服生の斎(へきじふくじょうのさい)は、失敗だ。侵略に手慣れた者たちがこの島にいる」と告げます。
「次代画尾丸」のシジャが、蓮のいる船着き場までやってきます。
シジャが忍法で辺りの物を燃やします。

生きていた杠(ゆずりは)
一方佐切とメイは、馬のような化け物に乗った道士たちが迫ってきてピンチとなります。
このピンチを「忍法を使ったツタ」で助けたのが、杠でした。
そこへ山田浅エ門の威鈴(いすず)が現れます。
威鈴は佐切と再会し、感動で涙を流します。
ですが、隣にいるのは「罪人の杠」です。
「ん、そこにいるのは“傾主(けいしゅ)の杠、極悪人よ。惑わされないで、佐切ちゃん」。
しかし、佐切にとっては、元は罪人といえ杠は島で一緒に戦ってきた仲間です。
もう一方で殊現は、府知(ふち)と再会します。
隣にいるのは、もちろん罪人の民谷巌鉄斎(たみやがんてっさい)。
殊現は言います。
「その罪人を斬首して、こっちに戻ってきてくれ。府知君。君ほど誠実で高潔な人はいない」。
殊現はかつて府知と仲が良く、府知の解剖学の話を夜な夜な聞くのが大好きでした。
「失望させたなら、謝るよ。殊君(しゅーくん)。でも僕達は、生きてこの島を出なければならない。罪だとかなんだとかは、その後でいいんだ」。
殊現と巌鉄斎との激しい闘いがはじまりました。
殊現は「亡き山田浅エ門の門下生」の技を「憑依」と思われんばかりに、習得していました。
自分自身の力だけではない、技を繰り出し巌鉄斎を追い込みます。
殊現は巌鉄斎の助けに入った府知を、泣きながら刀で切ってしまいます。
天仙ならではの妖術を使い次代画尾丸(シジャ)に抵抗する蓮
シジャの火法師の炎が蓮によって、操られます。
蓮との闘いに「こいつ炎も操るし、傷がついても自己修復している。万能なのか」、という不安がよぎります。
「いや、違う。画尾丸さんの言葉を信じろ。頭をつかうんだ」。
次期画尾丸は、忍術で仲間の忍びに火をつけ、蓮が出そうとしていた船に飛びつかせます。
極楽蝶の卵が燃えることを焦った蓮は、自分の守りがおろそかになってしまい、シジャに仙薬を奪われます。
その時、面をした忍びの一人がほら貝を吹きます。
佐切やメイ、ヌルガイや士遠(しおん)、画尾丸もこの音を聞きます。
威鈴が言います。
「この音は、仙薬が手に入ったという合図。つまりおしまいよ」。
そして威鈴が杠を攻撃すると、佐切がとっさに杠をかばいます。
石隠れ衆の長が画尾丸の妻を連れている?
画尾丸と屋敷の上で、石隠れ衆の長と対峙していました。
「貴様は破門だ。この島で始末する。お前に嫁がせた嫁も、幻術だ。存在しない」。
と石隠れ衆の長は非情に言い放ちます。
ですが、石隠れ衆の長と画尾丸の妻に扮していたのは、かつての仲間の「金閣坊(きんかくぼう)」と「銀閣坊(ぎんかくぼう)」でした。
ここで画尾丸は金閣坊と銀閣坊に「おとなしく自害しろ」と言われます。
画尾丸が拒否すると、金閣坊、銀閣坊を含め画尾丸を崇拝する忍たちとの闘いになります。
忍びたちは次々に画尾丸にたおされていきます。
忍たちは死ぬ瞬間に言います。
「ありがとうございます」、「光栄です」。
画尾丸は屋根つたいに水門に向かい、最後に仙薬を奪って島を出ようとします。
朱僅(ジェヂン)が神獣盤古(しんじゅうばんこ)と結合
士遠との闘いで息も絶えそうになっていた朱僅が残っていたわずかな力で、朽ち果てた盤古の元へ行き結合します。
朱僅が盤古と結びつき、巨大な化け物になって飛来しました。
これによって道士や画尾丸、亜左弔兵衛(あざちょうべい)の体にも異変がおこります。
花に覆われた巌鉄斎と府知の体
殊現によって倒された巌鉄斎と府知の体が花に覆われます。
そこへ忍びの使いがやってきて、「敵の船が出るから、すぐに水門へお向かいください」と言います。
殊現は、花で覆われた二人を「一人は浅エ門だから、生きていれば介抱して拘束しろ」と命じます。
しかしこの使いの者は、面を被ったシジャでした。
シジャは殊現が去ってから、巌鉄斎と府知の体にクサビを刺します。
シジャが去った後、府知は起き上がり、一人分しかない薬と軟膏で巌鉄斎を介抱します。
意識が戻った巌鉄斎は、息も絶えかけている府知を抱き上げ、
「俺を治療しやがったのか!山田浅エ門、府知!!!」。
そう叫びます。
巌鉄斎は「ちび」とずっと府知のことを呼んできたので、はじめて府知の名を呼んだのです。
【地獄楽10巻】のあらすじとネタバレを紹介!画尾丸は仙薬を手に入れるのか?のまとめ
今回は2020年6月4日に発売された地獄楽10巻のあらすじとネタバレをご紹介しました。
最後に府知が死にそうになり、巌鉄斎が府知の名前を呼ぶところ。
私はついクセで物語を淡々と書いてしまうのですが、かなり泣く場面です。
この後、画尾丸が水門を目指し、仙薬を奪ったら、小さな船でいいから奪って島を脱出しようと考えています。
果たして画尾丸の目的は叶うのでしょうか。
次の11巻を楽しみにしたいと思います。
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