この記事では、2020年4月9日に発売された週刊ヤングジャンプNo.19号より、
キングダム638話のあらすじとネタバレをご紹介していきたいと思います。
第637話では(ぎょう)への出陣を前に、王翦将軍(おうせんしょうぐん)が昌平君(しょうへいくん)に何かを伝えようとしていたところで終わりました。
王翦将軍は昌平君に何を伝えようとしていたのでしょうか。
Contents
王翦軍と桓騎軍の鄴の占拠、しかし問題が

王翦将軍は出陣を前に総司令であ昌平君に「頼んでおきたいことがある」と、
左丞相・昌文君(さじょうしょう・しょうぶんくん)までも、離席させます。
陽端和(ようたんわ)が占拠していた撩陽(りょうよう)に、パコイ族によって放たれた鳥が便りを持ってきました。
その内容は、「王翦軍と桓騎軍(かんきぐん)が鄴を取ったようだ。しかし食料がない」とのこと。
陽端和軍は撩陽の備蓄でしのげるものの、王翦軍の兵糧はもうとっくにつきていました。
今すぐ撩陽から兵糧を送りたくても、撩陽と鄴の間には幾重にも趙軍が(ちょうぐん)構えていて、秦軍が抜けられないように遮断されています。
鄴を救うには、撩陽からではなく秦国本土から食糧を送らなければなりません。
一つ方法があるとするならば、水路による兵糧の運搬でした。
しかし、水路で運搬しようにも、秦軍は黄河の岸で突破に失敗し、ボロボロになって引き返していく補給船団がわずかにあるだけでした。
秦の補給船団は趙軍の放った無数の矢がささり、無残な姿をしています。
舜水樹(しゅんすいじゅ)の元へ甲鬼将軍より「趙の水軍が秦の兵糧を全て河底に沈め、完勝した」との報告が入ります。
舜水樹は「こたびの秦国の鄴の攻略は失敗に終わった」と言います。

鄴内部では

鄴では、田洋(でんよう)が泣いています。
「松左(しょうさ)さんや、去亥(きょがい)さん、いっぱい犠牲を出して。
やっとのことで朱海平原(しゅかいへいげん)で勝てて、鄴に入ったのに。
食い物がねぇ」。
王翦将軍が李牧の裏をかく。李牧が見落としていた策
邯鄲(かんたん)へ連行されていた李牧は、自分が見落としていた鄴への兵糧の運搬方法をがあることに気づきます。
李牧は取り乱し、「今すぐ鄴へ戻ってください」と申し出ます。
「それはできない」と騎士に静止されると、李牧は「早馬を、カイネの元へ。伝令を!」と叫びます。
いつも冷静な李牧があわてふためく理由は、この李牧も見落としていた鄴への兵糧の運搬を秦国にされると、鄴を堕とされたことになってしまうからです。
その方法とは、
趙の領土の中にある鄴へ秦軍が入れないのなら、趙をはさんで反対側にある斉国(せいこく)から兵糧を運ぶ
と言うものでした。
飛信隊の兵たちが痩せこけてボロボロになっている所に、外は趙軍だらけのはずの南の門が開きます。
「な、何事だ!?夜でも敵が攻めてくんのか!?」
尾平(びへい)たちがあわてふためいていると、反対側の門も開きました。
するとおびただしい数の俵に詰まった兵糧を積んで、馬車が続々と入ってきました。

王翦将軍が手配したのは斉国の兵糧だった
斉国の王都・臨淄(りんし)では、王健王がしめしめと言わんばかりに、「食糧船団が無事鄴の岸に到着した」との早馬からの報告を聞きます。
「ふははは。秦が倍の値で食糧を買うと言うのだから、売らぬ手はない。売ったからには届けねばのぉ」
と、王健王は戦の勝敗よりも金儲けにしか興味がない様子です。


【キングダム】638話のあらすじとネタバレ!王翦将軍の昌平君に告げたこととは?のまとめ
以上、2020年4月9日に発売された週刊ヤングジャンプNo.19号より、キングダム第638話のあらすじとネタバレを紹介しました。
秦軍は兵糧の援護で体力を回復し、無事鄴を堕とすこととなるでしょう。
この続きの639話も楽しんで行きたいと思います。
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