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本間希樹さんとは?ブラックホールの謎をわかりやすく解説

こんにちは!!なぎさです(*‘∀‘)

ご訪問ありがとうございます!!

天文学者である本間希樹(ほんだまれき)さんをご存知ですか。

今回は本間希樹さんと、初めてブラックホールの撮影に成功した経緯と、ブラックホールの謎についてご紹介したいと思います。

 

Contents

本間希樹さんのプロフィール

本間希樹さんは1971年生まれ。47歳です。(2019年4月11日現在)

子どものころからの星好きで、東京大学で電波天文学を学び、東京大学大学院博士課程修了後、国立天文台の研究員になっています。

2000年に国立天文台助手、2007年に国立天文台助教授、2015年に国立天文台水沢VLBI観測所(岩手県奥洲市)所長に就任。

ブラックホールを観測するため、世界各地を望遠鏡でつなぎ幅広くデータを集める「超長基線電波干渉計(VLBI)」と呼ばれる方式を取っています。

国立天文台教授や総合研究大学院大学教授も務めています。

著書に『巨大ブラックホールの謎』~宇宙最大の「時空の穴」に迫る~があります。

ブラックホール観測の成功について

2019年4月10日、アメリカ国立科学財団は(NSF)は人類初となるブラックホールをとらえた画像を公開しました。

今回の画像は国際協力プロジェク(EHT)トという地球上の8つの電波望遠鏡を結合させ観測に成功したものです。

本間希樹さんはこのEHTの日本代表を務めています。

EHTの公式HPはこちらです

このプロジェクトの研究者たちはアストロフィジカル・ジャーナル・レターズの特別号に6本の論文を発表し、2019年4月10日に世界6か所同時会見を行いました。

今回のブラックホールは5500万光年離れた「おとめ座銀河団M87星」の中心に位置し、太陽の65億倍の質量があるといわれています。

5テラバイトのデータを収集し、妥当性を検証、3つの画像化を行い最終的な画像が得られたということです。

ブラックホールの謎について

そもそもブラックホールとはどのようにしてできるのでしょうか。

私たちはぼんやりとしかわかりませんし、はっきりと回答できる人はほとんどいないでしょう。

ブラックホールはどうやってできるのか

ブラックホールは密度が極限まで高くなった天体のことを指し、太陽の数十倍以上もある重たい星は燃え尽きると爆発を起こします。

この爆発は超新星爆発と呼ばれています。

超新星爆発がおきると、ブラックホールが残ります。

たいていの銀河系の中心には、太陽の数百倍以上の重さの天体があり、1000万年経てば必ず超新星爆発を起こすといわれています。

ブラックホールは観測できる範囲に1000億個以上あることがわかっています。

ブラックホール太陽と同じ重さのものが爆発すれば直径3Km、遠くの銀河系には半径1億kmもあるブラックホールが存在します。

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何故天体は爆発するのか

星は電子同士の反発力の核融合で放出するエネルギーで自らの重みを支えています。

この核融合の反応が止まってしまうと、星は自らの重みを支えきれず、重力崩壊をはじめ密度を上げていきます。

この高密度の状態で電子同士の反発力で自らの星を支えている星を白色わい星と呼んでいます。

電子同士の反発力でも支えきれなくなった星は、やがて原子核がつぶれて中性子ばかりの星になっていきます。

このような状態になった星を中性子星と呼び、中性子星は中性子の反発しあう力で星を支えています。

この中性子の力は重力の次に重い力なので、これでも支えきれない重い星はひたすら内側にむかって落ち込んでいこうとします。

落ち込もうとする星はさらに重力が増大し、やがては高速の光すら外に通さなくするようになります

この状態がブラックホールと言われています。

ブラックホールは単体では暗黒ですが、外から物が落ち込むときに非常に高いエネルギーで温められるので、ブラックホールの周りはX線でギラギラに光ります。

ブラックホールの周りのX線の輝きを地球上から電波望遠鏡で観測することにより、天文学者たちはブラックホールの存在を知ることになります。

ブラックホールの存在はアインシュタインによって1916年に完成された「般性相対性理論」の中で、「重力でゆがんだ時空では光は曲がる」といった仮説でしかありませんでした。

理論だけではなく、とうとう人間の作りだす技術がアインシュタインの仮説を実証する時がやってきたと言えます。

このブラックホールの観測は、巨大ブラックホールを解明するしくみを知ることにより、銀河系の成り立ちの解明につながるものだと言われています。

本間希樹さんとは?ブラックホールの謎をわかりやすく解説のまとめ

今回は天文学者・本間希樹さんとブラックホールの謎についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

ブラックホールの観測に成功すればノーベル賞を受賞できるとも言われていますので、今回の本間希樹さんの功績とブラックホールの観測に成功した事例がいかに偉業であったかがわかりますね。

私たち一般人はまだまだ簡単に行くことができない宇宙ですが、宇宙の神秘が少しずつ明らかになっていくことは、とてもエキサイティングな出来事でもありますね。

これからも天文学者・本間希樹さんのご活躍とブラックホールの謎がどんどん解明されていくことに期待したいですね。

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ABOUT ME
なぎさ
東京都在住。 二人の男の子のシングルマザーです。 ファイナンシャルプランナー。 好きなものは、息子、音楽、城、南の島、ネコ、ビール、鼻ぺちゃ犬、マンガ、映画館、空港、腕時計。
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