こんにちは!なぎさです!
日本電鍍工業株式会社の女性社長にほんでんとこうぎょう・いとうまみ)さんをご存知ですか。
伊藤麻美さんは1999年には負債額10億円とも言われる日本電鍍工業(にほんでんとこうぎょう)の経営を、
見事にV字回復させた女性社長として、しばしばメディアで取り上げられています。
日本電鍍工業代表取締役社長・伊藤麻美さんとはどんな人物なのでしょうか。
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伊藤麻美さんとは?
1967年、港区六本木生まれ。現在51歳です。(2019年4月11日現在)
幼稚園から清泉インターナショナルスクールに通い、1990年上智大学外国学部を卒業。
母親の影響で、幼少期から洋楽好きだったことからFMラジオのパーソナリティを8年間務めたあと、アメリカカルフォルニア州の宝石学校(GIA・Gemorogical Institute of America)へ入学。
宝石の鑑定士・識別士の資格を習得しました。
2000年3月に父親の死を期に、経営が大きく傾いていた日本電鍍工業の代表取締役社長に就任。
危機的状況にあった会社経営を、わずか3年で黒字経営に転じています。
伊藤麻美さんが社長を務める日本電鍍工業とは?
めっき加工会社で、試作の1品から大量ロット品まで取り扱う、多品種変量生産を得意としている企業です。
自社開発のめっき液で、金属アレルギー対策・環境規制対応を施した、安心・高品質なめっきを使用しています。
世界に誇る全行程手作業の確かな技術力で、大量生産工場では対応しきれない難しい品々も扱っています。
めっきというのは、薄くぬるより厚く塗り「かぶり」「くもり」「クラック」などを予防する技術の方がはるかに難しいとされていますが、日本電鍍工業ではあえて厚塗りの高度な技術を取り入れています。
〒331-0823 埼玉県さいたま市北区日進町1丁目137番地
TEL:048-665-8135
伊藤麻美さんはどのようにして経営を立て直したか?
麻美さんが20歳の時に聞いた「父の言葉」を思い出したのがきっかけに
それまで日本電鍍工業は腕時計をメインとしためっき・表面加工会社で国内の大手の腕時計メーカーの指定会社でもありました。
時代の流れとともに、時計メーカーが拠点をアジアに置きはじめていて、国内の腕時計産業は空洞化すると言われていました。
麻美さんのお父さんは「時計に依存しないめっき加工をする、業種転換をする」という言葉を周囲にもらしていたようです。
麻美さんのお父さんが亡くなった後も、だれもその言葉に耳をかすことをせず、腕時計のめっき加工に依存し、どんどん売り上げが下がっていきました。
赤字が出たら、持っていた資産を売って新しい工場を建設したりして、それまでは借金なしで資金があった状況を、借金だけが膨れあがっていき、資産が全くないような状況になってしまいました。
麻美さん以外だれも社長をやる人がいない→「自分がやるしかない」という考えに
麻美さんは母からの連絡を得てアメリカから帰国後、いろいろな人にかけあい社長職についてもらえるようお願いしました。
しかし瀕死の状況下にある会社の経営を請け負ってくれる人間など誰もいませんでした。
インターネットの普及にともなって工場のホームページを開設し、製造業のサイトに登録
麻美さんはこの当時から普及しはじめた、インターネットを利用し、日本電鍍工業のホームページを開設。
製造業のサイトに登録し、このサイトから受注を得るようになりました。
今でこそ、企業がHPを開設するのは当たり前ですが、当時はかなり珍しかったとのこと。
何かほかのことをやろうと、従業員にもちかけて、「何をやったらいいかわからない」と返答されると、もし自分がお金をかけてもいいと思える分野は「健康・美容・医療」しかない、これからはこの分野でやっていこうと提案しました。
はじめは反対していた従業員からも徐々に賛同を得ることができるようになり、腕時計で培った技術を「健康・美容・医療」の分野のめっき加工製品に活かしています。
3部門あった分野を1部門閉鎖
医療の分野で成功したのをきっかけに、溶射という飛行機の表面に使われるハードな加工をする部門を閉鎖しました。
麻美さんが社長になってから3か月目に、この分野の責任者が顧客と従業員を連れて辞めてしまったからです。
麻美さんは溶射の分野の売り上げの低下にともない、溶射の加工法にあえて固執することはありませんでした。
伊藤麻美さんは美人です
麻美さんは、もともと洋楽好きで、13歳のころからディスコへ行き大学卒業後はラジオのパーソナリティを務めるくらい明るい性格の持ち主。
お顔立ちは元バトミントン選手で現在はキャスター・ジャーナリストとしてご活躍中の陣内貴美子さんを思わせるような、はっきりしたお顔立ちできれいな方です。
現在の旦那様のとの間に一子(男の子)をもうけ、旦那様は麻美さんの経営する関連会社に勤務しています。
伊藤麻美さん【日本電鍍工業社長】のまとめ
今回10億円もの負債をかかえた、企業をわずか3年で黒字経営に建て直した女性社長・伊藤麻美さんをご紹介しまたがいかがでしたか?
一般企業に勤めたことのないお嬢様育ちだった麻美さんが、企業の経営に携わり見事にV字回復させてしまった裏には、ここには紹介しきれない様々なご苦労があったようです。
今では当たり前のインターネットを活用したり、落ち込んでいた溶射部門の廃止に踏み切るなど、非常に先見の明に優れた方ですね。
それに加え、幼少時から培った明るさや語学力に加え美しさを持ち合わせ、同じ女性としてはうらやましい限りです。
今後も麻美さんのご活躍を見守りたいと思います。