久しぶりに、トラック諸島の話題をネットで見かけ、
美しく透明度の高い南の島でダイビングをしてみたいという、気持ちが沸き上がってきました。
この記事ではトラック諸島について、ご紹介したいと思います。
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トラック諸島とは

トラック諸島とは、グアム島、サイパン島などを含むミクロネシア連邦に属している島々を指し、
第一次世界大戦で日本の統治領となった頃から、トラック諸島と呼ばれるようになりました。
現在では、チューク諸島と呼ばれています。
周囲200Kmという、世界最大の環礁に囲まれています。
ミクロネシア連邦と言えば、太平洋戦争の激戦地。
それと言うのも、日本とアメリカとの中間に位置することから、当時はミクロネシアの島々に多くの連合軍や帝国軍の基地がありました。
太平洋戦争中は非常に、重要な役割をはたしていました。
私はサイパン島とグアム島とテニアン島に行ったことがあるのですが、
少し街を離れれば、アメリカ軍の基地の跡や、錆びれ果ててしまった戦車や大砲の残骸を目にしました。
トラック諸島の透明度の高い海

トラック諸島の特徴といえば、周囲を環礁に囲まれた、美しく透明度の高い海です。
太平洋戦争では、アメリカ軍の激しい空襲で多くの船艇や戦闘機が海の底に沈められました。
現在は、沈船や航空機の中や、周りに大小様々な魚たちが集まり、船内や航空機の周辺を冒険気分で探索できることから、ダイバーの憧れの地となっています。
トラック諸島へのアクセス
日本からの直行便がないため、グアム経由のユナイテッド航空の乗り継ぎ便を利用して行くのが便利です。
成田空港からグアムまでは、約3時間30分。
グアムでトラック島までは、約50分となります。
グアムまではユナイテッド航空以外に、JAL、ティーウェイ航空、済州航空、フィリピン航空などでも行けます。
一度は、ニューギニア航空が成田とトラック島間の直行便を運航していましたが、利用客の減少により現在は運休中です(2019年3月31日まで)。
私は国際線1回、国内線1回の計2回、航空機の離陸を10分程度遅らせてしまったことがあります。
航空機の離発着のスケジュールは過密です。
グラウンドスタッフとキャビンアテンドにものすごーく、注意されたあげく、お先に着席され、
シートベルトをしっかり着用した乗客の皆様から冷たい視線をあびたことがあります。
空港にチェックインの際には、余裕をもってお家を出ましょうね。
トラック島への空襲とアメリカ潜水艦の活動
グアム、サイパン島に向けて、中部大西洋を西に進みたいアメリカ軍は、日本軍が航空基地から攻撃するのを阻止するため、
エニウェトク環礁侵攻と同時に、トラック、ポナペ、グアム、サイパンの日本軍基地を攻撃することを、計画。
1943年半ばからは、トラックに向かう輸送船も次々と沈められました。
11月23日に横須賀を出港した第3123船団には、トラックの基地強化のための建設資材やセメント、
分解された航空機や対空火器、弾薬系7,000トンを搭載されていました。
しかし、グアム・サイパン西方沖で待ち伏せにあい、海に沈められたと言われています。
トラック島おける太平洋戦争の爪痕。今はダイビングのメッカ!?のまとめ

以上、トラック諸島についてご紹介しました。
一般的に旅行先として、メジャーなグアムから少し足をのばすと、
観光地化されていない手つかずの大自然と、美しい海を堪能することができます。
中にはインターネット環境はもちろんのこと、電気や水道さえもとおっていない島もあるようです。
私たちは、蛇口をひねれば安全な水道水、スイッチを入れれば照明、
モバイルツールを起動すれば、即インターネットにつながるような便利な環境に慣れてしまっていますね。
昼間は、美しい海を眺めながら、ハンモックに横たわり、夜は満点の星空を眺めるのも素敵だと思いますよ。